3代目ZVW30とは
2009年5月に販売が開始されたプリウス3代目ZVW30は、自動車業界史上、過去に例を見ないほどの売れ行きを見せています。
最新技術を搭載しているだけに比較的高価格であった初代や2代目のプリウスと比べて、車体本体価格を引き下げたことが、ヒットの要因のひとつです。
さらにエコカー減税政策の影響も受けて、プリウス3代目ZVW30は今では納車待ちとなっているほどのヒットを飛ばしています。
車体本体価格が安価になった理由は、これまでの技術を余すところなく盛り込んだうえで必要のない機能は設定しなかったこと、専用部品を減らすなどの工夫をこらしてコストを削減したことです。
プリウス3代目ZVW30では、ハイブリッドカーとして重要な電池に、当初予想されていたリチウムイオン二次電池を使いませんでした。
安全性やコスト面の観点から、改良型のニッケル水素電池を搭載したのです。
プリウスはモデルチェンジを繰り返すたびに、ますます高性能に生まれ変わっています。