2代目NHW20の最新技術

プリウス2代目NHW20には、当時の最新技術がふんだんに搭載されています。
たとえば、ドライバーがキーをポケットに入れたまま車に近付くだけで、ロックが解除される「キーレスドアオープン」の技術は、プリウス2代目から。
現在の車のほとんどに搭載されているシステムの先駆けです。

また、バックでの駐車がスムーズにできる「インテリジェントパーキングアシスト」も、プリウス2代目が世界で初搭載でした。
このシステムでは、後方に設置されたカメラの映像上に希望の場所を指定するだけで、駐車の際のハンドル操作を自動化できるのです。
バックでの駐車が苦手な方にとって、非常に画期的な技術でした。

2代目に搭載されているユニットは「THS-II」で、エンジンは初代と同じ1NZ-FXE型を搭載しています。
とはいえ、2代目NHW20の10・15モードは、燃費がさらに向上して35.5km/lになりました。
この値は、4人乗り以上の市販ハイブリッドカーの中で、当時の世界最高低燃費でした。