プロトタイプの特徴
プリウスは、5名乗車用の4ドアタイプのセダンとして登場しました。
プロトタイプの段階で既に、世界初の機能を持つパワートレーンシステム「TOYOTA EMS(Energy Management System)」を搭載しています。
直噴ガソリンエンジン「TOYOTA D-4」と、ベルト式無段変速機「CVT(Continuous Variable Transmission」と、キャパシターを電源としたインダクションモーター/ジェネレーターを、コンピューターによって制御する仕組みです。
環境を配慮した機能も、ふんだんに盛り込まれていました。
電動パワーステアリング、低転がり抵抗タイヤ、電動コンプレッサーエアコンシステム、新リサイクル防音材であるRSPP、空力ボデー、高性能熱線吸収ガラス、着色樹脂を使った無塗装バンパー&サイドモールなどです。
安全装備では、側面衝突対応としてSRSエアバッグを装備。
車内に計6カ所のエアバッグが搭載されていました。
そのほか、助手席およびリヤシートへの組み込み式チャイルドシート、近未来対応型マルチメディアシステム、駐車中の車内への侵入者の感知システム、アラームで異常を知らせるセキュリティシステムなどがありました。