初代NHW10の変遷

初代NHW10は、プリウス2代目、3代目での大ヒットにつなげるための試行錯誤の段階だったと言っても過言ではないでしょう。
世界初の量産ハイブリッド乗用車として注目を集めたものの、価格や設備などにおいて多くのプリウス パーツが改善されました。

初代NHW10には、アトキンソンサイクル方式の1NZ-FXE型ガソリンエンジンと、1CM 型永久磁石式同期モーターが搭載されていました。

2000年のマイナーチェンジでは、10・15モードの燃費が29.0km/lに向上しました。
2000年モデルから販売が開始される北米の安全基準に合わせて、バンパー形状を変更。
リアスポイラーを新設定し、空力性能の向上も実現しました。同年、超低排出ガス認定(☆☆☆)を受けています。

2001年には、欧州仕様に向けたセッティングが施されたサスペンションと14インチアルミホイールを装備する「ユーロパッケージ」を導入しました。

2002年には、制動時のエネルギー回収量を増加し、10・15モードの燃費を31.0km/Lに向上させています。